長休1日目(名古屋編)
東京→名古屋
足柄→浜名湖→名古屋と東名道高速をひたすら名古屋へ向かって行きました。
静岡は本当に横に長くて大変で「東北でいうところの岩手かな?」と思いながらバスに揺られました。
途中、足柄では初めて富士山を肉眼で見る事が出来たり、浜名湖も初めて見たりで、
全然、予定には入れていなかったのですが、雄大な自然に割と感動出来て良かったです。
名古屋→大垣
名古屋に到着してからは一瞬で大垣に向かいました。
岐阜県に行く事を家族に伝えたら「岐阜県に何しに行くの?白川郷?」と言われたのですが、
「いや、大垣」と答えて、とても訝しげな顔をされましたが、それもその筈。
大垣には正に「聲の形」の聖地巡礼の為だけに行って来ました。
名古屋に到着するや否や即座に乗り換えて大垣に向かったのですが、
大垣に向かっている最中の電車も「ああ!これ原作で石田将也と西宮硝子が乗っていた電車だ!」と
気付いて、移動時間もとても原作をしみじみ感じながらおりました。
毎度毎度、思うのですが、聖地巡礼の良さは、
作品の世界観を追体験出来る部分にあると思うのです、
画面で切り取られた世界の外側にはこんな世界が広がっているのだという事を知り、
そのキャラクターや世界観を時と場合によっては更に掘り下げる事が出来るという(或いは誤解でも)
僕にとっては非常に価値のある事の一つで、大好きな作品では度々この聖地巡礼に出かけます。
大垣は「聲の形」の舞台になった場所ですが、
この「聲の形」という作品は週刊少年マガジンで読み切りが掲載された時から、非常に話題作でした。
小学生時代に典型的なガキ大将だった石田将也は転校して来た西宮硝子という聾唖者をいじめてしまう。
いじめはエスカレートしていき、最終的には西宮硝子は転校を余儀なくされ、
今迄クラス全体で西宮硝子をいじめていた矛先は石田将也に向けられる。
その出来事から、人と付き合うのが怖くなり、自分なりの贖罪を求めていた石田将也が
成長したかつてのクラスメイト達と出会い、一つ一つの出来事と向き合っていくという物語。
場所によってはまだ映画館で上映しているので是非ご覧下さい。
これもまた作中に登場する「美登鯉橋(みどりばし)」という場所です。
作中では非常に印象的かつキーとなっている場所で、実際にとても風景が印象的な場所でした。
小学生の頃に大事に使っていた筆談用ノート(殆ど落書きだらけだけれど)を
再会した石田将也が西宮硝子に渡すのですが、ふとした拍子に橋から落としてしまう時、
躊躇なく西宮硝子が橋から飛び降りて取りに向かうというシーンに使われたり等しており、
実際に、橋から飛び降りれる程水位があるかと言われると、若干怪しく感じたりしました。
鯉も非常にたくさんいて、川底にある青々とした草は正に映画通りという感じでした。
この近くには大垣市総合福祉会館があり、西宮硝子が通う手話サークルのある場所のモデルとなっています。
聖地巡礼によって初めて見えて来るのは、この「美登鯉橋」と「大垣市総合福祉会館」の位置関係。
Google Mapで調べればそれまでですが、実際にどんな道を辿って、
石田将也と西宮硝子が手話サークルの場所からここまで鯉に餌をやりに移動したのかが分かります。
大垣市総合福祉会館では、様々なボランティアをサポートしている様子で、
少しでもそういった支え合いが広まる事を願って、開催していた赤い羽根募金に心ばかり投じて来ました。
実際にこの作品を見て、五体満足で生活している僕が出来る事って何だろうと考えたりもしたのですが、
全然今でも答は出ず、実際に祖父が難聴だった事もあり、
果たして、僕は祖父に優しく出来ていたのかなあ、等と思ったりしながらいました。
結局、自分の手の届く範囲の人に、精一杯、きちんと向き合っていくというのが、
今の僕の出来る最大限でしか無いのかなあと思ったりです。
美登鯉橋の入り口付近にあるチーズケーキ屋さんで軽い昼食代わりにしました。
このお店も原作コミックスの方には登場する場所です、チーズケーキに目がない僕には最高でした。
大垣に実際に辿り着いて分かった事は、大垣は近くに関ヶ原があったり、
松尾芭蕉の「奥のほそ道」の終着点だったらしく、その観光施設の一部でパネル展示していました。
中には原画だったり交流ノートだったりがあったのですが、撮影していいものかどうかも分からなかったので
取り敢えず、交流ノートにこの作品を読んでの思いを書き記してその場を後にしました。
ちなみに交流ノートには割と落書きが多かったりしたのですが、
何だか、原作からすれば、それはそれであるべき姿だったりもして、
そこまで深く考えて落書きされているのかなあ、と思ったりもしました。
大垣駅に帰りながら、大垣公園を通って西宮結弦が家出していた時に使った遊具などを眺めていました。
大垣公園にはこんな標語も掲げられていて、これを見て育った子供がいるとしたら、
途轍もなく素晴らしい大人に育つだろうなあ、僕はまだこんな事、全然体現出来ていないや
と思いながら歩いていました。
大垣公園は大垣城に直結していて、非常に大きな公園でした。
折角だしと大垣城内を見てみたら、中では黒人の親子が写真撮影をしていて(雰囲気的に多分地元の方)
原作でも主人公の姉の旦那さんが黒人の方なのですが、ちょっとした世界観の一致に嬉しくなりました。
そして僕が絶対に訪れようと思っていたポイントの一つがここです。
西宮硝子が石田将也に喋れないまでも自分の「好き」という思いを精一杯打ち明けるシーンです。
上手く喋れない事から「うき!」としか言えず、石田将也も「月?」と誤解するなど、
作中屈指の圧倒的青春ポイントなのですが、割と駅前大通りでした。
西宮硝子の普段は優しいながら、これと決めた事には驚くべき勇気を発揮する性格を感じたりしました。
町は全体的に歓迎ムードで、「聲の形」の作品を大垣観光協会でもサポートしてくれています。
聲の形 舞台ガイド|大垣・西美濃観光ポータル「水都旅(すいとりっぷ)」
町を回ってみると「補聴器」の看板を出したお店が割と多く、
実際どうなのかは分かりませんが、そういった土地の風土というものが、
この作品の形成に一役かっていたりするのかなあ等を思いながら歩いていました。
また、大垣の町にはそこかしこに川が流れていて、駅前の造型物に鯉が描かれていたり、
町全体で水と上手く付き合っていく意識が見られたりと、自然と共生していく意識の強い町なのかな
と思いました、きっとここに住んだら、心まで豊かになりそうだなと感じました。
映画「聲の形」是非まだご覧になられていない方がいらっしゃいましたら、ご覧下さい。
映画『聲の形』 ロングPV
名古屋晩餐会
最近、僕が熱中しているものの一つに「デレンジ」と呼ばれるものがあります。
これは「アイドルマスター シンデレラガールズ」という作品に登場する楽曲を
ボーカルだけそのままにアレンジしなおして投稿するというものです。
imas-cinderella.com
今迄にツアー形式で2度程まとめて発表されているものもありますので、
もし興味があるけれど、時間もないのでまとめて見たいという方はそちらが便利かと。
www.nicovideo.jp
www.nicovideo.jp
今回の名古屋行きが決定して、Twitterで募集したら合計5人で飲める事になって本当に嬉しかったです。
四条六間さん、打ち上げ会場から何から何まで手配していただいてありがとうございます!
めかおんさん、関西からわざわざお越しいただいてありがとうございます!
くにまりさん、まさかのかつての経歴を色々と知れて楽しかったです、ありがとうございます!
もりりんさん、深夜バスで移動する最後の最後まで付き合っていただいてありがとうございます!
本当にたくさんの方々に集まっていただけて嬉しかったです。
今回の名古屋行きで、そんなに名古屋行くの大変ではない事が分かったので、また伺いますね!
ひつまぶしリベンジがしたい次第です!
晩餐会ではデレンジ勢全体の話になったりして、皆が皆、何だかんだ仲良いなあと感じて幸せな時間でした。
乾杯の時に「優勝ォ!」と叫んでいたら、スタッフの方から「何の大会で優勝されたんですか?」と
つっこまれたりもしましたが、全部ひっくるめて楽しかったです。
来週にはアイドルマスターシンデレラガールズの5周年をお祝いしたイメージソングツアーをやったり
しますので、是非、ご興味のある方はご覧下さい。
そして、長休2日目にはシンデレラガールズの5th Anniv. Partyのニコニコ生放送に参加したり、
東京での晩餐会をしたりするのですが、それはまたの機会にまとめます。